インターネット上にて、印刷会社様のHPを参考とさせて頂きました。
有り難うございます。
更に私の気づいた点を補足させて頂いております。
皆様が少しでも正しい完全データを作るお役に立てれば幸いです。
※商業印刷、チラシ、パンフレット等を依頼する場合、印刷会社様の使われている環境次第で、データの仕様が変わります。ですので以下にまとめたものは、あくまでも参考程度とご解釈下さいませ。
■CMYKとRGBについて
色の表現方法にはRGB(光の三原色)とCMYK(色の三原色)があり、モニターはRGBで、印刷はCMYKです。
RGBの方CMYKより色再現域が広いので、モニター上ではCMYKの色を再現できますが、印刷ではRGBの色を再現できない部分があります。彩度の高い鮮やかな色(特に空や海などの鮮やかなブルー)や蛍光色のような色は彩度が落ちた濁った色になります。
通常はフォトショップなどの画像修正ソフトでCMYKに変換後、トーンカーブ等で色調補正を行っていますが、全てにおいて補正が必要なわけではありません。
<イラストレーターについて>
■ トンボを入れて下さい。
1 ・断ち落しが必要なデザインの場合、断ち落し分として3mmの
塗り足しを取って下さい。仕上げの断裁時に必要になります。
2 ・4色カラーの場合、トンボはC100 M100 Y100 K100で制作。
3 ・トンボは、「フィルター」→「クリエイト」→「トリムマーク」
で制作して下さい。
4 ・太さは0.2ptか0.25ptで指定してください。一般的には0.3ptから
安全ラインのようです。
5 ・1色印刷の場合、トンボの色はCMYKのいずれか1色(100%)
で制作して下さい。
■1色印刷の場合はCMYKのいずれかの1色にて制作して下さい。
■ 文字データーはアウトライン化して下さい。
全てアウトライン処理を行って下さい。
アウトライン処理を忘れた場合、再入稿して頂かないと作業が
進行できません。
アウトライン処理されていないデータを弊社で開いた際、
書体が変わることがあります。
極端に小さい文字や、白抜き文字はキレイに印刷されないことが
あります。多色かけ合わせでの白ヌキ文字の場合6pt 以下は
避けた方が無難です。
■ 罫線は「塗り」をなしに、「線」に着色して下さい。
・罫線指示が「塗り」だけで設定されていると、モニターやプリンター
では表示されますが、印刷では反映されません。
・線幅は、0.2pt以上で設定して下さい。最小単位は印刷会社により
まちまち(最低0.2pt~0.3pt)
・線抜けが原因で再印刷の料金はお客様の負担となりますので、
データー作成上で必ず留意して下さい。
・平網ベタや写真の上に細い白ヌキ罫を使用すると、
線がつぶれることがあります。
※例えば罫線の線幅が1ptだったら印刷されますが、
それ自体に縮小をかけたり、他のソフトに貼り込む時に
縮小したりした場合は、線の太さが細くなりつぶれるこ
とがあります。
・ソフトにもよりますが「極細」「ヘアライン」と書かれて
いる設定は印刷すると線がつぶれることがあります。
■グラデーション
イラストレータでの複雑すぎるグラデーションはトラブルの
原因となる場合があります。
イラストレータで作成した複雑なグラデーションは、
出来るだけフォトショップデータに変換してください。
■ 4色総ベタは使用しないで下さい。
4色総ベタは裏写りやトラブルの原因になります。
締まった墨を表現されたい時は、K100%+C40%に
設定して下さい。さらに深い墨を表現されたい時は、
これにY40% M40%を足して下さい。
■大型オフセット出力A1、B2 など
基本的には他の原稿と作成方法は同じです。
但し、配置画像は解像度 200dpi 程度にしてください。
大きすぎるデータは正しく出力されない場合があります。
原稿は、実寸で作成してください。
<フォトショップについて>
■ 写真データーも必ず添付して下さい。
(同一フォルダニ入れる事を推奨します)
■ 写真データーは、ラスタライズではなくリンクで配置して下さい。
ラスタライズはデータが重くなり、エラーの原因となります。
埋め込み(ラスタライズ)の場合、作業に時間がかかります。
埋め込まれた画像の訂正・修正はお受けできません。
画像を配置する時はリンクボックスをチェックして下さい。
■ 保存形式はEPS・写真画像を含めて保存して下さい。
<画像について>
*CMYK モード( 350dpi )、グレースケール( 350dpi )、
またはモノクロ 2 階調( 1000dpi )で作成してください。
*RGB モードを使用されますと、印刷時に色調が変わります
のでご注意ください。
保存形式は 『Photoshop EPS』 にして下さい。
プレビュー : Macintosh 8-bit/pixels
エンコーディング : バイナリ
ハ-フトーンスクリーン・・・などは使用しないで下さい。
■ RGBデーターは出力できません。必ずCMYKに変換して下さい。
・解像度の低い画像データは、印刷時に画像が粗くなります。
・解像度72dpiは、モニタプレビューにおける標準解像度であり、
モニタ上では画像が綺麗に見えますが、印刷の際は粗くなった
状態になります。
・もともと解像度の低いデータを、修正して高解像度にすること
は出来ません。
■ファイルについて(重要)
・ファイル名、フォルダ名は半角31文字以上は付けないで
ください。全角文字は使用しないでください。
・ファイル名、フォルダ名として使用できない文字
\、 /、 ;、 :、 *、 ?、 "、 <、 >、 |、・ 、 (スペース)
その他の記号も基本的には使用しないでください。
・フォルダ、ファイル名ともに短いほどエラーが少なくなります。
・画像データ、イラレデータをできるだけ同一ファイル内に保存し、
なるべくフォルダ内に別の階層フォルダを作らない。
< その他>
■ バックアップを必ず取って下さい。
お預かりしたメディアは丁寧に取扱い致しますが、
予期せぬデータークラッシュが発生した場合の責任は負いかねます。
■ 不必要なデーターは添付しないで下さい。
製作途中に別名保存された不完全データーや他の作品のデーター
等が入っているとトラブルの原因になります。
■ トラブル防止の為、出力見本を付けて下さい。
■データと一緒に出力見本もお送りください。
その他ここに掲載していない事例でも、バージョン10までが
一般的で、ほとんどの場合、9、10、CS等で制作したデータは、
保存段階でバージョン8を指定する印刷会社が多い状況でした。
下記を参考にしてください。
(印刷会社 その1)
フォトショップ・イラストレータ8.0まで
(発注書にバージョンを明記して下さい)
※イラストレータ8.0以降の9/10の場合は、
バージョンを落として保存して下さい。9.0以降の新機能で
透明化機能がありますが9/10での出力エラーはこの機能を使用
したものに多いように思われます。透明効果はフォトショップ上
で画像として処理しください。
バージョン9/10で透明化機能を使用している場合の出力では
正しく出力されない場合があります。100%の保証はできません
ので予めご了承下さい。
(印刷会社 その2)
・下記バージョンにてデータ入稿してください
MAC Illustrator(5.5J・8.0J)
WIN Illustrator(8.0J)(MAC用に変換出来る事。)
WIN Word・Excel
写真はRGBになり少々色見は変わります。
(印刷会社 その3)
※※※ 「Adobe Illustlator TM」でデータを作成する場合、
5.5J~8.0Jには完全対応しております。
しかし、9.0J~現行10.0Jのバージョンでは、
弊社では取扱いが困難なことがあります。
9.0J~現行の10.0Jの場合は事前にご相談ください。
(印刷会社 その4)
Adobeイラストレーターの場合では、アートワークで表示される
データが全てと言っても過言ではありません。
アートワーク表示しながら作成して頂くと、より完璧なデータを
作成して頂けると思います。
また当ショップではAdobeイラストレーターのバージョン8.0を
使用しております。
8.0用かそれ以下のバージョン用で保存して下さい。
●独り言ブログ
製作者の夢?
制作:浦崎 淳のブログです。このサイトとはまったく関係のないブログですので、暇つぶしにご覧くださいませ。鼻で笑えるしょ~もない夢を語る私・・
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